皆さん、こんにちは。
農業セミナー講師の島田良輔(しまだりょうすけ)と言います。
今回は、前回説明した以外の選別基準について説明していきたいと思います。
今回は、以下の選別基準について説明します。
①虫食い
②先端不稔
③皮のシミ
④葉っぱが少ない
①虫食い
虫食いとは、ヨトウムシという虫がスイートコーンの毛の部分などから入って、食べてしまったものを指します。
見極め方としては、軽く毛の部分を引っ張ってみると抜けてきます。それ以外には、スイートコーンの横の部分から入るケースもあります。その場合は、穴が開いていないかを見て、判断します。
②先端不稔
先端不稔とは、本来スイートコーンの実が入っていなければならないところに、身が入っていないものを指します。
見極め方は、手で触ってみると段差がついていますので、それで判断します。
③皮のシミ
皮のシミとは、スイートコーンの皮の部分がオレンジ色になっているものを指します。
見極め方は、皮を見て、オレンジ色の部分がないかで判断します。
ただし、例外もあります。オレンジ色の部分があって、1枚皮を剥いてみたら、下の皮の部分が大丈夫であれば、商品になります。1枚皮を剥いて、下の皮の部分もオレンジ色だった場合は、ハネ品とします。
④葉っぱが少ない
皮以外に葉っぱの部分での選別もあります。
スイートコーンの上の部分から見て、葉っぱが少ない場合は、ハネ品にします。
ある程度の葉っぱがあれば、商品になります。
この葉っぱが少ないものは、スーパーなどで売っているスイートコーンで最後まで残っていることが多いものです。
なぜ、葉っぱが少ないものをハネ品にするかというと、スイートコーンの出荷は、皮を剥かない状態で出荷します。中身は変わりませんが、見た目の印象という面からです。
スイートコーンの選別について説明してきましたが、今回で一区切りにします。
もちろん、説明した以外にもありますが、またの機会に説明したいと思います。
今日は、ここまでにしたいと思います。
今日も最後まで読んで頂き、有難うございました。