皆さん、こんにちは。
農業セミナー講師の島田良輔(しまだりょうすけ)と言います。
今回は、”野菜の水やりはいつでもいいの?”という事について書いていきたいと思います。
家庭菜園をされている方で、土が乾いているから水をあげようと思っていませんか。
もちろん、野菜栽培には適度な水が必要です。
ただし、水をあげるタイミングや時間帯に気をつけていないと野菜の生育にも影響を与えることがあります。
まずは、水をあげるタイミングです。
畑の土が乾いているからといって水やりをし過ぎると、野菜の根や病気が発症しやすくなることがあります。
では、どのタイミングがいいかという事になります。自然の雨はコントロール出来ません。ここが一つのポイントになります。
雨が降った後に晴れたとしてもすぐに水をあげないようにしてください。なぜかというと、畑の表面が乾いていても、地中には雨水を含んでいます。その状態で水をやると、野菜がより以上に水を吸ってしまう可能性が高いのです。
なので、雨が降った後、晴れの日が続くようであれば、その時に水をあげるようにしてください。地中に雨水が含んでいるかを確かめる方法は、畑の表面を足などで少し削ってみるという方法があります。
次に、水やりをする時間帯についてです。
いつやるの一番いいのか。
朝の早い時間帯もしくは夕方の少し気温が下がってきた頃がいいです。
避けてほしいのは、晴れている時の日差しが強い時です。
なぜかというと、葉っぱにできる水滴がレンズのような役割を果たし、太陽光を集めてしまいます。そのことによって、葉っぱがやけることがあります。
今日は、ここまでにしたいと思います。
少しでも、皆さんのお役に立てれば幸いです。