皆さん、こんにちは。
農業セミナー講師の島田良輔(しまだりょうすけ)と言います。
前回は、農薬の使用時期について説明しました。
今回は、「希釈倍率」の説明をしていきたいと思います。
そもそも希釈倍率ってなに?あまり聞きなれない言葉だと思います。初めてという方の方が多いかもしれません。
希釈倍率とは
市販の液肥や農薬などを、植物や用途に合わせて水などで薄める場合の倍率を指します。
希釈するもの例えを出すならば、カスピスの原液を水で薄めることなどです。
なぜ、農薬を薄めるのかというと、農薬には複数の作物に使えるようになっています。
ただし、作物ごとに農薬の濃度が違います。なので、希釈倍率という表記があります。
同じ希釈倍率にしないかというと、農薬が作物に対して必要な量が決まっているからです。必要な濃度でかけないと、作物に農薬の成分が残ったり、作物に薬害が出るからです。
作物の個性に合わせて、農薬を使うために希釈倍率というものがあります。
今日は、ここで終わりにしたいと思います。
次回は、「農薬の使用方法」について説明していきたいと思います。